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新しいコンセプトの歯科医院作りには以下の手順が必要と考えます。 1:ビジョンの明確化(経営指針書の作成が極めて有効です) 2:診療システムを構築する 3:各担当者の職務定義を明確にする 4:スタッフに対しシステムと職務内容を開示し、ビジョンの共有化が可能かと確認とそれに基づく再雇用を行なう 5:職能要件書を作り、それに伴う職場環境の整備を行なう。 6:スタッフのキャリアパスプランとそれに呼応した賃金体系を構築する 7:スタッフの評価システムを明確化する 8:不足のスタッフが出た場合には再雇用を行なう 9:システムを試験的に運用し、新しい診療所の設計のイメージを具体化する 10:イメージを設計士の協力の下に具体化する 11:実践に移す すべてのステップでもっとも重要なのは、経営指針書の作成です。システムの変革にあわせてリフォームしたとき、スタッフがその目的と役割を理解し十分に対応できるかが大きなポイントです。まず改革を行なうリーダーが、その意図と内容を明確にスタッフに伝え、理解できるようにすることです。これによりモチベーションが高まったスタッフは、目標に向かって自然に動き始めると同時に志向の違うスタッフは職場を去り、ベクトルを同じにできるスタッフで強固なチームが構成されます。つまり、オフィスにとってもっとも重要な『人』が育つことになり、スタッフ教育については経営者が教えようとしなくても、学ぶ環境を提供することで自然に育っていくようになると思います。
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