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デンタルIQは「歯科的健康の価値を理解できるか」という尺度であり、日本のように教育レベルが一定化している国内では理解力に差があるとは考えられません。多くの歯科医師は、自らが提示する治療方法を受け入れるか、またそれに対する支払いをするかだけをもってIQの高低を取りざたすようですが、まず、患者に適切な情報提供がなされることが前提で、その後、内容をどのように理解するかということがデンタルIQの尺度の基本であると思います。社会に対して、また個々の患者に対して適切な情報提供がなされていない現状では、条件はすべて同じであると思います。つまり、大きな地域差はないということです。ただし、地域ごとの物価水準はありますので、東京の中心部と地方とでは同一サービスでも価格の差は必要でしょう。ポイントは、その方の歯の健康に対する考え方であり、それを考えるための情報を、その方がどれだけ持っているかということかと思います。
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