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コミュニケーションには、「カウンセリング」と「ガイダンス」という2種類の手法があります。これらをドクターが行なうかスタッフに任せるかは、医療機関ごとのシステムによると思われます。ドクターが生産性に大きく寄与して、多くの患者の治療を行なわなければならない場合はこの時間をスタッフに担当していただかないと経営が破綻します。逆にじっくりとドクターのキャラクターを理解していただき診療を構築していく場合には、ドクター自身が担当する方がラポールの形成には有効です。診断や治療計画の立案など、ドクターの裁量に関わらない部分に関してはスタッフからのガイダンスでも構わないと考えます。患者は医師という権威の威圧を感じないほうが寄り本音を話しやすいと思いますから、スタッフの方がリラックスできるかもしれませんが、基本的にはオフィス全体がこのようなカウンセリングマインドを持つことが重要でしょう。
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