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3番目のステップです。 お口の問題に取り組むとき、まずしなければならないことは『敵を知る』ことです。問題を引き起こしている原因を知り、原因に対応した処置を行うことで健康を回復することが出来ます。また、口はそれだけで一つの臓器です。たった1本の不適合の冠せを入れただけで噛み合わせが変化し、体に不調をもたらすこともあります。そのため歯、歯茎、かみ合わせなどトータルのバランスで歯の健康を考える必要があります。 |
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歯を失う4つの病気 |
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歯を失う原因となる病気には以下の4つのものがあります。詳しい解説は歯科医療者に説明してもらいましょう。 |
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病気 |
原因 |
内容や種類 |
虫歯 |
細菌 |
口の中に取込まれた糖分を原料として細菌が酸を作りその酸が歯を溶かす病気 |
歯周病 |
細菌 |
細菌の作り出す毒素が歯ぐきに炎症を起こさせ、歯ぐきと歯を支える骨を壊す病気 |
不良な治療 |
医療サービス |
行われなければならない最善の歯科治療がなされていないことにより、歯の寿命が短くなったり、他の病気を誘発してしまう病気 |
かみ合わせ |
歯並び・ 修復治療 |
歯の生える位置や、修復物の作り方などによって一部の歯に過剰な負担が集中し、そのために歯が壊れる病気 |
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歯を失う4つの病気の有無を調べる精密検査 |
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問診表 |
■ 基礎疾患、アレルギー、生活習慣、現病歴など |
口腔内診査 |
■ 視診での虫歯の有無
■ 詰め物、かぶせに段差がないかを診査
■ 歯茎の溝の深さを測り、炎症状態や歯周病の進行程度を診査
■ 衛生状態(歯垢や歯石の付着状態)
■ 歯をかみ合わせたときのズレを診査
■ 顎を横にずらしたときの歯の不良な接触を診査
■ 顎関節の診査 |
歯型の模型 |
■ 歯型や歯並び、かみ合わせの状態を再現し、説明や治療計画立案に役立てる |
歯科用レントゲン |
■ 歯間部の虫歯の有無の診査
■ 虫歯の進行程度の診査
■ 歯の根の先の健康状態の診査
■ 根の治療がうまくできているかの診査
■ かぶせや詰め物がぴったりと適合しているかの診査
■ 歯を支えている顎の骨が歯周病で溶けていないかの診査
■ 歯根に歯石がついていないかの診査
■ 埋まっている歯の有無の診査 |
パノラマレントゲン |
■ 親知らずの生え方、埋まり方、神経との位置関係など全体的な様子を診査 |
口腔内写真 |
■ 歯ぐきの色や炎症状態
■ かみ合わせの状態
■ 歯の状態
■ 歯の色、着色の状態
などを記録 |
唾液検査 |
■ 虫歯菌の細菌の有無と種類を診査
■ 唾液が中性にもどる力
■ 歯周病菌の有無と種類を診査 |
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さまざまな検査結果をもとに病気の原因を突き止めることにより、あなたにあった健康管理計画を立案することが可能になります。 |
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精密検査の精度をチェック |
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生涯お付き合いする良いパートナー歯科医師探しはこれからです。あなたの希望にあった歯科医院であるか厳しいチェックが必要です。精密検査を受ける前に内容を細かく説明してもらい、精密検査の精度をチェックしてみましょう。概して項目が多いほど(資料が多いほど)より適切な診断が可能となります。 |
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検査の説明があり、あなたの意思で受けた |
はい |
いいえ |
健康状態やあなたの希望を聴くインタビューまたは問診表 |
ある |
ない |
視診での虫歯の有無 |
1本ずつ丁寧に |
全体をざっと見て |
歯茎の溝の深さの検査 |
1本ずつ ・・・・・・・・・・・・・・・ □6箇所 □4箇所 □1箇所 |
特定の何本かの歯のみ
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詰め物かぶせの適合の検査 |
ある ・・・・・・・・・・・・・・・ □1本ずつ丁寧に □全体をざっと見て |
ない |
かみ合わせのズレの検査 |
ある |
ない |
歯の不良な接触の有無の検査 |
ある |
ない |
顎関節の検査 |
ある |
ない |
歯型の模型 |
ある |
ない |
歯科用レントゲン写真 |
ある ・・・・・・・・・・・・・・・ □18枚 □12枚 □10枚 |
ない |
パノラマレントゲン写真 |
ある |
ない |
口腔内写真 |
ある ・・・・・・・・・・・・・・・ □12枚 □5枚 |
ない |
唾液検査・細菌検査 |
ある |
ない |
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