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B.M.ポプキン(ノースカロライナ大学)は、世界規模での肥満の蔓延は、運動不足、カロリーの高い甘味料や植物油、動物性食品という生活習慣と食事の変化が原因だと指摘しています。しかも産業は、途上国に安く甘いソフトドリンクやスナック、いわゆるジャンクフードを大量に売り込んでいます。グローバリゼーションの負の側面です。しかも販売戦略は子供達にターゲットを合わせています。テレビの持つ影響力は大きいものです。 人は大きな脳を持ち、発達のためには必須脂肪酸が必要で、日常生活にもブドウ糖が必要です。そのために砂糖摂取をすすめるのは短絡的です。吸収の早い砂糖の過食は、インスリンの枯渇につながります。膵臓がくたびれてくるのです。運動不足はインスリンの効きを悪くします。結局、運動不足、食べすぎが病を招くのです。健康を維持するには、確かな生き方の戦略が必要です。
『“食育”は歯科医療を変える』 クインテッセンス出版株式会社 丸森 英史 より
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