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この会議のなかで肥満の発生の社会要因として生活環境の変化、つまり運動や食生活の問題が指摘され、次のことがあげられています。 ・ 身体活動の機会の減少 ・ テレビなど「動かない」レクリエーションの増加 ・ 水のかわりに甘いソフトドリンクを摂取 ・ レストランやファーストフード店利用の増加 運動量が減り、テレビを見ながらスナック菓子やソフトドリンクを多量に摂り、ファーストフードを利用することが増えるなど、生活背景の変化を指摘しています。根底には不健康な消費のグローバル化、メーカーや販売する側はマーケティングを通じ、消費促進するためのブランド化が行われ、国外投資さえも行われている現状が指摘されています。子供たちの興味をひきつけるようなデザインで広告され、より多く買ってもらえるように安く、甘味、塩味、脂を使い癖になるような味付けが行われています。その結果、子供たちは高カロリーのおやつに浸ってしまいます。
『“食育”は歯科医療を変える』クインテッセンス出版株式会社 丸森英史 より
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